子どもたちも参加する「家族マネー会議」

ここで、わが家の「家族マネー会議」について紹介します。わが家では月1回、家族全員が参加して、お金の使い方などの議論を交わします。以前は夫婦のほか6人の子どもたち(5女1男)が参加していましたが、長女と四女が嫁いで以降は、私たちと子どもたち4人の計6人で催しています。内容は、その月の収入と支出はもちろん、貯金や資産運用の金額まで、お金に関わることは何でも話し合います。

小銭を持つ子どもの手
写真=iStock.com/T Miyajima
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議論の中心は、前月の支出の振り返りです。私が提唱する家計管理の方法として、「家計の三分法」というものがあります。支出の中身を「消費」「浪費」「投資」の三つのモノサシで区分けし、その価値を改めて検討していくものです。

まず、「消費」は生きるためや日々の暮らしに欠かせない支出です。住居費や過剰ではない食費、水道光熱費、スマートフォンの利用料金などがこれに当たります。

次に、「浪費」は生産性が乏しい、いわゆるムダ遣いに当たる支出です。ギャンブルや過剰な嗜好品代、借金の利息、不用意にかかる手数料や年会費などが該当します。使う人が「浪費」と意識して使うお金も含まれます。

最後に、「投資」は金融商品へのそれだけでなく、いわゆる自己投資も入ります。自分に何らかのリターンがある、もしくは将来、仕事の幅を広げると思われる通信教育代や書籍・参考書代、セミナー代などが入ります。

お小遣いは「月額500円」からスタート

この指針に基づき、家族で支出の中身を振り返ります。「冷蔵庫の中で傷んでいた食材があった」「消費期限切れの食材が出てきた」「ポテトチップスを毎月のように買っているけど、食べすぎじゃない?」といった細かなチェックが次々と入ります。

光熱費や教育費、住居費など、家計のどのような項目にいくらかかっているのかも明らかにし、「消費」「浪費」「投資」の視点で振り返ります。

なお、わが家では、子どもたちのお小遣いは小学3年生から原則月額500円で始まります。もし毎月のように買いたいものが500円で収まらない、たとえば読みたい雑誌が500円で買えないなどの理由があれば、家族マネー会議で金額を再検討します。

その後は毎年100円ずつアップし、中学生から1000円になります。お年玉などのまとまったお金は、使わない分を子ども名義の銀行口座に自分たちで預けます。必要と予想される金額をお小遣いの補填用として取り分け、残りは貯金するルールです。