本社3階の大ホール。社内外を問わず人が出入りするこの場所に、城戸さんの絵を飾らせていただいています。絵のタイトルは『響きあう』。この世界のあらゆるものがつながり、響きあっている――そんなメッセージが込められた作品です。
城戸さんと初めて出会ったのは1998年のことでした。知人を介してご縁をいただいたのですが、「芸能人」のイメージとはまるで違い、一人の画家として、人間として真剣に向き合ってくださるそのお人柄に、すぐに惹かれました。以来、個展に足を運ぶようになり交流が続いています。
人との接し方が優しいのが、城戸さんの魅力です。社会では立場の違いによって接し方に差が生まれる場面に遭遇することもありますが、城戸さんはどんな立場の人でも丁寧に接します。お母さまを介護する日々を綴った絵日記『記憶をつなぐラブレター』にも、胸を打たれました。介護というと辛いイメージがありますが、城戸さんの絵日記からは深い愛情と、一瞬一瞬を丁寧に生きる温かさが伝わってきました。人と向き合うときの誠実さが、城戸さんが描く透明な色彩の源にあるのだと感じています。
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(構成=木村千鶴(本誌編集部) 撮影=門間新弥)



