絶体絶命のピンチをチャンスに変えることができるビジネスリーダーとは、どのような行動をしているのか? ピンチをうまく生かす人と、ピンチに飲まれてしまう人、その「言動の差」を語ってもらいました。(2023年4月24日レター)

鳥や飛行機は逆風に向かって飛び立つことをご存知でしょうか。逆風下では、翼を上に引き上げる揚力が生じるからです。私は人や会社も同じだと考えています。順風満帆だと慢心が生じて努力しなくなり、成長が止まります。それよりも逆風のほうが飛躍のチャンスです。

逆風下にただ身をさらしているだけでは、揚力を得ることはできません。必要なのは、前に進む強い覚悟です。たとえば、現在、株式会社地球の歩き方で代表取締役社長を務める新井邦弘氏は、覚悟を貫き、大ピンチをチャンスに変えた一人です。

(構成=村上敬)