タイムアウトの担当者は…
現在の「ガラガラ」状態を、運営側はどのように感じているのか?「タイムアウトマーケット大阪」担当者にお話を伺った。
■集客状況について
現状については「現時点で課題意識を持って受け止めております」とのこと。
ただ、「タイムアウト」は「大阪という街の変化に合わせて、店舗構成や使われ方を柔軟に更新していくことを前提としています」とのこと。いまの「タイムアウト」は完成形ではなく、これからの変化で集客も改善するかもしれない。
■17店舗中7店舗が閉店した現状について
店舗の入れ替えは個々の事情があるようで「中には売上目標に届かなかったケースもありますが、1年間の出店を一つのステップと位置づけ、その後の海外展開や新業態への挑戦を視野に入れていた店舗もございます」とのこと。つまり、7店の退店は業績不振だけが理由ではない、と述べる。
また、「タイムアウト」は「1年ごとの契約更新が基本(全世界のマーケット共通)」「街の変化に合わせて、常に新しい才能や話題性のある店舗を迎え入れることも、マーケットの価値の一つ」であるといい、当初から店舗入れ替えを想定しているようだ。
なお、今後の新規出店については「4月から6月にかけて3店舗、さらに夏には3店舗の出店を予定している」という。
「使いづらい」の声は届いている
■空間レイアウトについて
ロングテーブル席については「タイムアウトマーケットのグローバル共通デザインの一つ」であるものの、「日本のお客様にとってやや使いづらいという声も認識しており、海外のお客様に好まれる空間性と、地域のお客様にとっての使いやすさの両立が必要」と考えているそうだ。
今後については「照明や座席の快適性なども含め、大阪の利用シーンに合ったローカライズについて、社内および本国チームと協議を進めております」とのこと。日本の文化に合わせた、使いやすいフードコートとしての改修が待たれる。
■今後について
いま閑散としているランチタイムについては、「近隣オフィスワーカー向けの平日ランチメニュー(1200円前後)」で「日常的にご利用いただける場所」にしていくという。また「タイムアウト」はDJブースも併設しているため、週末やナイトタイム向けの音楽イベントも引き続き開催していくようだ。
「ピカピカの廃墟」を再生の起爆剤に
「タイムアウト」は高価格・居心地が良くない店内・空き店舗の解消といった現状の改善に向けて動いているが、しばらくは廃墟に近い状況が続くだろう。
しかし、いまはSNSを中心とした拡散で、一気に集客状況が変わる世の中だ。施設全体が閑散としていたショッピングモール「ピエリ守山」のように、むしろ「廃墟」と呼ばれてしまったことが話題となり、復活を果たしたようなケースもある。
担当者が述べたように、「タイムアウトマーケット大阪」は変化を遂げ、もっともっと、更にもっと進化していくであろう。課題はあまりにも山積しすぎているが、この地がフードコートとして、開業当時以上の賑わいを生むことを期待したい。


