外国人客は「高額商品より丸亀製麺」
それでも、開業当時の「タイムアウト」は、インバウンド(訪日客)集客のカギとして期待されていたが、こちらにも避けられている。実際に利用した外国人の方数名に聞いたところ、普段は厄介者扱いされることもあるインバウンドの方に、ちょっと同情するような理由も聞かれた。
グラングリーン近辺のエリアは、関西国際空港への列車が発着する「JR大阪駅・地下ホーム」や、ホテル阪急レスパイア大阪などのラグジュアリーホテルが集積する“インバウンド・富裕層密集エリア”だ。
ホテルに荷物を預けて、「ちょっと美味しいものを食べに行きたい」ニーズを捕まえれば、「タイムアウト」の高額商品も十分に売れるだろう。しかし、「タイムアウト」を利用したインバウンドの方に聞いた反響は、以下のような散々なものであった。
・日本の「タイムアウト」は店舗カウンターの幅が深くて(筆者計測で1m弱)店員との距離が遠すぎる。店員との会話やコミュニケーションが成立しない上に、美味しそうな音や匂いがしないので、全然ワクワクしない
・「インバウンドなら高額商品を買うだろう」とばかりに、商品を押し付けられている気がする。“Don't mess with me?”(日本語意訳:「インバウンドを舐めてるのか?」)」
・リスボンのタイムアウトマーケット(1号店)に行ったことがあるが、テーブルもこんなに小さくなかった気がする。明るくて開放的だった。
・アメリカ風のPOPな内装ばかりが目立って、大阪の雰囲気が感じられない。地元の人もいなさそうだし、何でオコノミヤキとかないの?(注:提供していた店舗は3月に退店済)
・リスボンは名物の「パステル・デ・ナタ(ポルトガル風のエッグタルト)が2ユーロくらい(400円弱)と、それなりに安かった。大阪の「タイムアウト」は高級路線以外の選択肢がない
・「インバウンドなら高額商品を買うだろう」とばかりに、商品を押し付けられている気がする。“Don't mess with me?”(日本語意訳:「インバウンドを舐めてるのか?」)」
・リスボンのタイムアウトマーケット(1号店)に行ったことがあるが、テーブルもこんなに小さくなかった気がする。明るくて開放的だった。
・アメリカ風のPOPな内装ばかりが目立って、大阪の雰囲気が感じられない。地元の人もいなさそうだし、何でオコノミヤキとかないの?(注:提供していた店舗は3月に退店済)
・リスボンは名物の「パステル・デ・ナタ(ポルトガル風のエッグタルト)が2ユーロくらい(400円弱)と、それなりに安かった。大阪の「タイムアウト」は高級路線以外の選択肢がない
さらに、広場を挟んで向かいにあるフードコート「うめきたグリーンプレイス」との競争もあるようだ。丸亀製麺・吉野家などは海外から来る人々の人気も高く、「タイムアウト」で提供する職人技の逸品より、日本のチェーン店フードの方を食べたい人も、相当数いるのだ。
1泊10万円台のラグジュアリーホテルに泊まっている人々でも、フロアが直結している「タイムアウト」ではなく、グリーンプレイスで「チェーン店の味」を堪能してしまう……グリーンプレイスはいつも恐ろしく混み合っており、こればかりは一刻も早く「タイムアウト」に分散していただきたいところだ。


