「高市・トランプ」は相性がいい

では、高市氏のトランプとの相性のよさはどこからくるのか?

掘り下げてみよう。

第一は、真正保守の政治家である点だ。

自由民主党(自民党)には「保守」の看板を安易に掲げたがる政治家がしばしば見受けられるが、国際社会の物差しを当てはめれば、石破茂、林芳正、小泉進次郎といった政治家を「保守」と位置付けることには到底無理がある。

また、弱い政治家を軽侮するトランプ。政治信条を共有し、確固とした歴史観、国家観をもち、国民の絶大な支持を得ているリーダーに一目置くのは当然ともいえる。

第二は、盟友・安倍晋三の後継者と見られている点だ。

安倍氏が愛用していたゴルフクラブを高市総理から贈られたトランプが、相好を崩したことは想像に難くない。実に気の利いた選定でもあった。

高市総理は際立っている

第三は、女性である点。

もちろん、媚びを売りおもねるタイプではない。だが、日本女性が世界中で一種のブランドであることは間違いない。優しさ、慎み、献身、思慮深さといったイメージは追い風だ。

第四に、最も大事な要素は愛嬌だ。

山上信吾『高市外交の正念場 反日勢力との闘い、日本再生の分岐点』(徳間書店)
山上信吾『高市外交の正念場 反日勢力との闘い、日本再生の分岐点』(徳間書店)

日本の政治家で、初対面の外国人相手に胸襟を開いて接することができる人間は多くないが、高市総理はトランプの懐にうまく飛び込むことができた。

このように見てくると、彼女は「前任者に恵まれた」ともいえよう。

以上の要素をまったくといってよいほど持ち合わせていない総理が、菅義偉、岸田文雄、石破茂と三代も続いたからこそ、際立つことができた。

トランプ大統領をはじめとするアメリカ側からすれば、気脈を通じていた安倍晋三以来、ようやく丁々発止の話ができ、リソース(時間、予算、体力など)をつぎ込んで信頼関係を構築するのにふさわしい総理が誕生したと捉えているはずだ。

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