入学金はほぼ返金されない

そんな医学部受験の世界にあっても、今年は繰り上げが例年以上に活発だった。

一部の大学では3月31日を過ぎ、4月に入ってからも繰り上げ合格の連絡があり、鈴村さんによれば「入学式当日まで回す可能性がある」とする大学もあったという。また、補欠候補者だけでは欠員が埋まらず、補欠とされていなかった人にも繰り上げが回った例もあった。

「今年は共通テストの難化を見越して、国公立を狙える上位組が軒並み私立の『保険』を多めにかけてきました。また、これまで1月に前倒されることもあった学力試験の日程を2月1日以降にするよう文科省が徹底したことで受験日程が過密になり、安全志向が強まった印象です。その結果、本来の実力よりやや下のレベルの学校の合格を複数持つ人が増えて、繰り上げが多く回ったのだと思います」(鈴村さん)