国会議事堂、ビルと曇り空
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相次ぐ首脳会談で存在感をアピールする高市早苗首相は、高い内閣支持率を誇っている。しかし、周囲の進言に耳を貸さない姿勢をめぐって、自民党内では不協和音も広がる。強気の政権運営の裏で進む、軋轢(あつれき)と権力闘争の行方は――。

「2028年には、日仏外交関係樹立170周年を迎えます。これを見据えて、本日はエマニュエルとの間で、日仏関係のさらなる発展に向けて、様々な分野での両国の連携を確認して、国際社会の諸課題について率直に議論をしたいと思います」

高市早苗首相は4月1日、来日中のエマニュエル・マクロン仏大統領と赤坂迎賓館で会談を行った。冒頭の挨拶では満面の笑みを浮かべ、マクロン大統領のファーストネームを呼び、親密さをアピールする一幕もあった。

3月19日(現地時間)にホワイトハウスで行われた日米首脳会談でも、高市首相は「世界中に平和と繁栄をもたらせるのは、ドナルドだけ」とトランプ大統領との良好な関係性を強調する一方、アメリカとイスラエルによるイランへの攻撃により事実上封鎖されているホルムズ海峡への自衛隊の艦船の派遣については、「日本の法律の範囲内でできることと、できないことを詳細に説明した」と述べ​た。

この首脳会談は一般に好意的に受けとめられ、20日から22日にかけて行われた読売新聞とNNNの世論調査では、同会談について69%が「評価する」と回答し、「評価しない」の19%を大きく上回った。また、高市内閣を「支持する」と答えた人は71%にのぼった。発足から半年を迎えても内閣支持率は依然として高止まりしている。