リスク資産と安全性資産のバランス

この点を考えるうえで、参考になるのが「トービンの分離定理」と呼ばれる考え方です。トービンの分離定理を簡単にいえば、「どのリスク資産の組み合わせを持つか」と「どの程度のリスクを取るか(安全資産とどう配分するか)」は分けて考えられるという理論です。

5%刻みのドーナツグラフ
写真=iStock.com/yuruphoto
※写真はイメージです

まず、世界全体に分散された効率的なリスク資産を一つ選びます。その代表例が、オルカンのようなグローバル株式です。

そして、そのリスク資産に、預金や日本国債などの安全性資産をどの割合で組み合わせるかを考えます。この比率を調整することで、一人ひとりのリスク許容度やライフステージに応じた資産配分をつくることができます。この「リスク資産+安全性資産」の組み合わせこそが、理論的にも合理性が高く、個人にとっても理解しやすい資産配分の考え方といえるでしょう。