現在の日本企業が直面する極めて深刻な課題

この反応は、本人の能力不足が原因ではありません。

書影
ピョートル・フェリクス・グジバチ『世界の一流は「部下」に何を教えているのか』(クロスメディア・パブリッシング)

長年にわたって、「目標は与えられるもの」という環境でキャリアを重ねてきたため、自ら目標を立てて、その結果に責任を負う……という行為が、許容範囲を超えた過度なリスクとして感じられるようになっていたのです。

そのポジションに就いているのは、高い業務遂行能力が認められた結果です。

それほど優秀な人材であっても、いざ目標設定の局面になると、その権限を誰かに委ねたいという心理が働いてしまうのです。

自律的な目標設定を回避して、外部からの指示を求めてしまう構造こそが、現在の日本企業が直面している極めて深刻な課題であるといえます。

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