サブスクの利用料は家計節約の第一候補になりやすいが、やめたくないものもある。ファイナンシャルプランナーの藤原久敏さんは「罪悪感なく、サブスクの利用を続けるには、『逆サブスク』で利用料を相殺するのがいい。私は毎月1万円のサブスクを実質ゼロ円で利用している」という――。
自転車に乗っている人
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サブスクは必要か不要か

サブスクとは、一般に、毎月(毎年)一定額を支払うことで、商品やサービスを利用できるシステムのことです。動画配信サービスや名産品の定期購入など、便利に割安に、様々な体験を受けられることから、今や、我々の暮らしに欠かせないものと言えるでしょう。

実際、何らかのサブスクを利用している方は多いかと思います。

ただ、その定期的な支払いが少額でも、それが積み重なれば、相当な金額となります。月額1000円でも、年間で1万2000円、10年間だと12万円なのですから。

普通、10万円を超えるような商品・サービスなどを購入する場合には、ある程度の計画と覚悟を決めますが、毎月1000円のような支払いであれば、あまり深く考えることなく契約してしまうもの。

実際、サブスクの支払額は少額のケースが多く、契約時の金銭的・心理的ハードルは低いわけです。それがサブスクのメリットであり、デメリットでもあるわけですが、そんなサブスクの支払いが、知らず知らずに家計を圧迫していることも少なくありません。

無駄なサブスクの典型例

さて、そんなサブスクですが、では、「そのサブスクは、生活に絶対必要なのか?」と問われれば、そうではないケースも多いでしょう。

たとえば、冒頭に挙げた動画配信サービスや名産品の定期購入などは、基本的には、「生活に潤いを与えるもの」「時間と気持ちにゆとりをもたらすもの」と言えます。その内容によっては、「贅沢なもの」と言えるかもしれませんし、利用状況などによっては、「無駄なもの」である可能性もあります。

ちなみに、無駄なサブスクの典型例としては、まったく行っていないスポーツジム、まったく利用していないスマホアプリなどが挙げられます。

あと、「毎朝、コンビニで何となくコーヒーを買っている」ことも、これはサブスクという形ではなくても、「定期的な支払い」という意味では、サブスクと捉えることもできます。

そして、本当にコーヒーを飲みたいのではなく、ただただ惰性での行為であれば、それは「無駄な」もしくは「過度に贅沢な」サブスクに分類してもよいでしょう。

今、これだけサブスクが浸透している中、自身が利用しているサブスク(もしくはサブスクに準じた行為)の定期的なチェックは、欠かすことができない作業とも言えますね。

そして、そのサブスクが「生活に絶対必要ではない」のであれば、状況によっては、解約を検討すべきでしょうし、もし、それが無駄な(もしくは過度に贅沢な)サブスクであれば、それは極力早くに解約すべきだということは、言うまでもありません。

それがゆえに、家計の見直し(支出の削減)において、まずチェックすべきは、サブスクだと言われているのです。