人事部の力量が問われる

社内公募やFA制度などは、本人の意思を重視する手挙げ異動施策です。昨今のキャリア自律推進の流れの中にあって欠かせない施策になっており、もはや制度の有無ではなく、実効性が問われています。周囲に何人かは手挙げで異動した人がいるというくらいでなければ、制度が十分機能しているとは言えません。

また、ジョブ型人事制度の導入に伴ってキャリア採用主体に舵を切る企業がでてきたとはいうものの、いまだ新卒採用ニーズは衰えず、少数を奪い合う激戦が続いています。

もちろん、採用は事業の魅力をはじめとする企業の総合力の反映であるとはいうものの、人事部の力量が問われます。初任給の引き上げだけで採用できるわけもなく、時代に即したキャリア開発施策などが欠かせません。応募者はその会社の人材マネジメントが3~5年くらいの「中期」スパンで、自分の将来にメリットがありそうかどうかを見ています。