田舎で生活する意外なメリット
「うちの子は将来、野球選手にしよう」
「うちの子には、プロのサッカー選手になってもらいたい」
たいていの親は、子どもの将来を夢見ながら、あれこれと空想をして楽しんでいるのではないかと思います。
本当に子どもを将来、プロスポーツ選手にしたいのであれば、田舎に引っ越すのもいいアイデアです。さまざまなスポーツ選手を調べてみると、都会で生まれ育ったプロは少なく、人口の少ない田舎で育っていることを証明する研究もあります。
参考文献:Cote, J., MacDonald, D. J., Baker, J., & Abernethy, B. 2006 When “where” is more important than “when”: Birthplace and birthdate effects on the achievement of sporting expertise. Journal of Sports Sciences, 24, 1065-1073.
大谷翔平も山本由伸の出身地は
カナダにあるクイーンズ大学のジャン・コートは、いくつかのスポーツのプロ選手の出身地と、生まれ育った町の人口を調べてみました。すると図表のようなデータが得られました。
アメリカのMLB(907人)の場合、生まれ育った町の人口が「5万人以下」が最も多く全体の37.7%を占め、「500万人以上」はわずか1.8%。人口が多くなるほど、逆に選手の数が減っていきました。
日本の選手で言えば、ドジャースの大谷翔平選手の出身地は岩手県奥州市で人口約10万5000人(旧水沢市は約5万5000人)で、山本由伸選手は岡山県備前市で同約3万人。
驚くべきことに、こうしたMLBの傾向がバスケットボールのNBA(436人)、アイスホッケーのNHL(151人)、ゴルフのPGA(197人)にもあったのです。
プロの選手は、人口が少ない、いわゆる「ド田舎」で育っている選手が多いことがわかります。もし子どもをスポーツ選手にしたいのなら、都会からド田舎へ家族で移住してもいいのではないでしょうか。
ちなみに、どうして田舎育ちの子どもほどプロになりやすいのかというと、理由は単純で、子どもがのびのびと走り回れる場所がいくらでもあるからです。都会ですと、そもそも子どもが走り回れる場所がほとんどなく、道路には自動車が走っているので注意しないといけません。
田舎には、自由に走り回れる場所がふんだんにあり、しかも学校に通うにしても30分から1時間も歩かないといけない場所にあることも珍しくないので、普通に登下校をするだけで、足腰や、心肺機能を鍛えることができるのです。
小さな子どもがいる家庭は、田舎への移住も考えてみましょう。都会に比べると刺激が少ないかもしれませんが、子育てには理想的な環境だと思います。
子どもをプロスポーツ選手にしたいなら田舎に住む
都会になればなるほどプロスポーツ選手にするのは難しい



