重い人生と軽い人生どちらがいいのか
仕事もプライベートも課題が山積みで気が重く、精神的な疲れが溜まって体まで重く感じる。皆さんもそんな感覚を持つことがあるのではないでしょうか。それが積み重なると、自分の人生まで重く感じてしまうことがあるかもしれません。
一方で、私たちは「自分はなんて軽い存在なのだろう」と感じることもあります。もし自分がいなくなっても、世の中は何も変わらない。そう考えると、自分の人生がまるで重みのないものに思えます。この2つの感覚は矛盾するようで、一人の人間の中に同居しうるものです。
自分の存在は重いのか、軽いのか。この哲学的な問いを考察しつつ、男女の愛を巡る物語として展開するのが『存在の耐えられない軽さ』です。著者のミラン・クンデラはチェコスロバキア(当時)出身で、本作は1968年に同国で起こった民主化・自由化運動の「プラハの春」を背景に描かれています。
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(構成=塚田有香 イラストレーション=米山夏子)

