偶然の出会いから深い関係が生まれる

皆さんには「友達」がいるでしょうか。仕事ひと筋で働いてきた人ほど、会社や職場の外で人とつながりを持つ機会が少なく、気づくと友達と呼べる人が誰もいないという孤独な中高年は多いようです。

しかし、悩みや葛藤を抱えたときは、誰かに話を聞いてもらうだけで心がラクになるものです。大人になってからの友達づくりはハードルが高く感じられますが、たまたま出会った人と意外な共通点が見つかったり、自分と感性が似ていると思うことならあるでしょう。偶然の出会いを大事にすれば、いつしか自分のことを語り合う関係になれるかもしれません。

村上春樹さんの短編小説「ドライブ・マイ・カー」は、妻を亡くした中年男性と複雑な家庭環境で育った若い女性が出会い、共に時間を過ごすうちに心を通い合わせていく物語です。本作は濱口竜介監督によって映画化され、米国アカデミー賞で国際長編映画賞を受賞したことでも話題となりました。

(構成=塚田有香 イラストレーション=米山夏子)
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