計画性のない人、心配性な人は要注意

月曜の朝、通勤電車に乗ると、疲れた表情をした人が目立ちます。せっかくの休日にリフレッシュできず、疲れを持ち越してしまっているのでしょう。

私の周囲にも、疲れが抜けないまま働いている人は少なくありません。休日返上で仕事をしたり、家族サービスで疲れたりと理由はさまざまですが、その背景には「性格的な特徴」も大きく関係しているように思います。

たとえば、計画性がなく、どこか能天気な人は、疲れをためやすい傾向にあるようです。「休みにまとめて作業すればいい」と軽く考え、休日を使って一気に仕事を片づけようとして、短期間で詰め込みすぎ、疲労が回復するどころか、さらに積み重なってしまいます。

一方で、心配性な人もまた、休んでも疲れが取れにくいタイプといえます。

「何か抜けていないか」
「トラブルが起きていないか」

と、常に気を張っており、出かけていても頭の中は仕事のことでいっぱい。せっかく休んでいるのに心が休まらないため、気づけば休日明けにはかえって消耗しているのです。

能天気な人も、心配性な人も、それぞれ性格の特徴であり、もちろんいいも悪いもありません。ただ、“休み方”という観点で見ると、どちらも理想的とはいえないのは事実です。気持ちを切り替えつつも安心して休める状態をつくるには、どうすればいいのでしょうか。

成果を出す人は「綿密な準備」「冷静な想定」を行う

その点、成果を出し続ける人たちは驚くほど楽観的です。休日に少し仕事をしても早めに切り上げ、心身を整える時間をしっかりと取ります。そして月曜日を迎えるころには、すでにエンジン全開でスタートを切る準備が整っているのです。

彼らが楽観的でいられるのは、つねに綿密な準備と冷静な想定を行っているからです。

たとえば、重要な予定があるときには、最悪の事態まで見越して行動計画を立てます。急行を逃した場合、路線が不通になった場合、あるいはタクシーを使うべきか――といった細部まで想定するのです。

ファイナンシャル・コンセプト
写真=iStock.com/Kubra Cavus
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こうして可能な限りのリスクを先回りしてつぶしておくことで、不測の事態に直面しても慌てることがありません。

「不意のトラブルに対応するほど、エネルギーを使うことはない」と知っているからこそ、彼らは準備に手を抜かないのです。

月曜の朝に重要な会議やプレゼンがあれば、必要な資料や段取りは前週のうちに整えておきます。だから、休日は心から休むことができ、休み明けには最高の状態で臨めるのです。

彼らの楽観性は、何も根拠のない前向きさではありません。「起こりうることはすべて想定し、打てる手はすべて打ってある」という自信が支えています。いわば「人事を尽くして天命を待つ」姿勢です。こうした考え方が身につくと、休み明けを不安に感じることはなくなり、心の余裕を持って新しい一週間を始められるようになります。