原因不明の不調

つらい中学受験を経験して、「またあの気分を味わうのは嫌だな」と思った焼場さんは、高校はそのまま上の高校に進み、大学は指定校推薦を受けた。

「たぶん自分の中で、ストレスが過度にかかると良くないことが起きるっていうのはなんとなく感づいてはいたんです。通っていた高校は、たまに東大とか早稲田とか行くような進学校だったんですけど、僕は大学受験には関わらずに、高校の時の成績で行ける指定校推薦を受けたので、全然ストレスはありませんでした」

大学に進学した焼場さんは、実家から1年間通学。

「本当は、父から『大学に入ったら家から出て行け』と言われていたのですが、僕はアルバイトもせず、ずっと家から通っていました」

ところが2年生になった焼場さんを、原因不明の不調が襲った。

「朝起きて、身支度ができないとか、布団から起き上がれないとか、家から出られないとか……。大学2年って大学の中で一番頑張りどころというか、単位をいっぱい取らないといけないところだと思うんですけど、その年は全然大学に通えなくて、単位を落としまくってしまったんです」

枕で頭を覆っている人
写真=iStock.com/Denis Borisov
※写真はイメージです

焼場さんを襲った不調は何だったのか。

この時の焼場さんは、まだその不調と自分が生涯をともにすることになるとは、想像だにしていなかった。

【関連記事】
【あわせて読む】何度転職しても仕事が数カ月しか続けられない…人生が一度詰んだ28歳男性が抱えていた"不調の原因"
「ADHDグレー」と診断された子どもたちが高確率であてはまる幼少期からの「危険な習慣」
「子供を自分の作品」にしてはいけない…日本一の進学校教諭が見た「本当に頭のいい子の親」の意外な特徴
どんなに勉強しても偏差値50に届かない…プロ家庭教師が見抜いた「中学受験に向いていない子」4つの特徴
「性犯罪者は全員死刑でいい」そう言って母は息子の性器に手を伸ばした…表に出ない「息子を襲う母」のリアル