スマートウォッチなどでも測定できる「心拍変動」
心拍変動(HRV:Heart rate variability)とは、心拍と心拍の間の時間間隔の変化を解析した指標で、心電図や心拍センサー付きウェアラブルデバイスなどから測定されます。近年はスマートウォッチなどでも簡易的に測定でき、自律神経の状態を客観的に把握する指標として研究や健康管理の分野で広く用いられています(McCraty and Shaffer, 2015)。
HRVの低下は、自律神経の調節力(アクセルとブレーキをうまく切り替える力)の低下を示すものと考えられており、実際、短時間睡眠や長時間労働ではHRVが約10%前後低下し、アルコール摂取後には夜間のHRVが10~20%低下することが示されています。
さらに、HRVの低下は強い疲労感や抑うつ、不安、いら立ちといった心理的ストレス反応と関連があることも報告されており、こうした状態は、比喩的に「自律神経の疲れ」と表現されることもあります(Okawa et al., 2019)。
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