「リーダーの決めたこと」から自分ごとへ

一方、関わらせる工夫をして伝えたらどうでしょう。例えば、会社の理念設定や年間の目標設定を考える場に、ワークショップ形式でメンバーが参加する。そこで決めた目標は、「組織やリーダーが勝手に決めたこと」から、「私たちが決めたこと」へと変わります。

すると、目標は与えられた指示ではなく、行動の理由になります。結果として、リーダーが声を荒らげなくても、メンバーは自ら動くようになります。

このとき、メンバーの意識だけでなく、リーダーに対する見方も変わります。「命令する人」ではなく、「みんなで決めた目標を代表して語る人」になる。この役割の変化こそが、人を動かすリーダーシップの秘訣です。