上司への相談や確認をどのようにすればスマートにできるのか。マーケティングコンサルタントで会社経営者の宮脇啓輔さんは「『相手の時間を無料で奪っている』意識を常に持つ必要がある」という――。
※本稿は、宮脇啓輔『できる人が大事にしている 複利で伸びる仕事術』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)の一部を再編集したものです。
枕詞を巧みに使いこなす
突然ですが、皆さんは若手社員に突然話しかけられ、そのまま一方的に話し続けられた経験はありませんか?
「え、なんの話?」
「相談なの? 雑談なの?」
「今、聞かないといけない話?」
「私の時間を奪っていることに気づいている?」
かくいう私も若手時代に「突然話しかけムーブ」をやらかし、「この相談、何分かかるの?」と、優しい先輩を少しムッとさせたことがありました。
ここでは、そんな「突然話しかけムーブ」を防ぎ、仕事のコミュニケーションで双方にメリットをもたらす、とっておきの方法を紹介します。
コミュニケーションは“少ないほうが良い”
意外に思われるかもしれませんが、仕事においてのコミュニケーション量は少ないほうが良いのです。これは断言できます。もちろん、ここで言う「少ないほうが良い」は、社内活性化の話ではなく、業務遂行上の話です。
会話の時間はあくまで情報伝達の時間であり、アウトプットを生む時間ではありません。会議が多いほど仕事が進まないのはこのためです。
理想は、言葉を交わさなくても意思疎通できる“阿吽の呼吸”が増えること。つまり、少ない会話で高い精度の仕事ができる状態が最強なのです。
とはいえ、全員と完璧な信頼関係を築けるわけではありません。だからこそ、コミュニケーション不足による誤解を防ぐために、「相手の時間を無料で奪っている」意識を常に持つ必要があります。
その最も効果的な方法が、本項で紹介する「枕詞を巧みに使う」ことなのです。

