日経平均は最高値を更新
日本株の上昇が止まらない。
東京証券取引所の大納会に出席した高市早苗首相。日経平均株価の年末の終値は5万0339円48銭となり、2年連続で最高値を更新。前年末の終値と比べた年間の上げ幅が初めて1万円を超え、上昇率は26%に達した=2025年12月30日、東京・日本橋兜町
かつて「失われた30年」の象徴とも言われた日本株の復活は、何を意味するのか。市場では、日本株上昇について様々な要因が指摘される一方、急激な相場上昇に対する警戒感もくすぶっている。
特に、これまで日本株に投資をしていなかった個人投資家にとっては、これほどの上昇局面を目の当たりにすると、「今から日本株に投資するのはもう遅いのではないか」「高値掴みをするリスクが高いのではないか」といった疑問や不安が生じるのも自然である。
本稿では、最近の日本株上昇の状況を整理したうえで、その背景にある日本経済・企業行動の構造変化を分析する。その上で、「日本株投資はもう遅いのか?」という問いに対する答えを考えてみたい。


