年の離れた仲間が活力復活の鍵に

年齢を重ねるにつれ、気力の衰えを感じる人は多いようです。長く働いて経験は十分あるのに、その知見やスキルを発揮する機会が得られないと、活力や意欲はますます低下します。私も60代半ばになりましたが、同窓会に出席すると、同世代の友人たちから再就職や再雇用の厳しさを聞くことが増えました。

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とはいえ、今の60代はまだまだ元気です。若い頃と同じような働き方はできなくても、気力さえ持ち続ければ、いくつになっても活躍の場を見いだすことはできるはずです。自分ももう一度、働く気力を取り戻したい。そんなときに手に取りたいのが、ヘミングウェイの代表作『老人と海』です。

いわずと知れた名作であり、作品自体は短くてストーリーもシンプルなので、中高生の頃に読んだ人も多いのではないでしょうか。私も初めて読んだのは10代の頃ですが、年齢を重ねてから読み返すと主人公の老人の気持ちが一層リアルに感じられ、心に染みるものがあります。

(構成=塚田有香 撮影=川しまゆうこ イラストレーション=米山夏子 *原文はナビつき洋書シリーズ『老人と海』(IBC パブリッシング)より引用)
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