持病がある場合は薬があるかどうか確認
毎日、寒いですね。この季節にはインフルエンザウイルス、新型コロナウイルス、RSウイルス、ノロウイルス、ロタウイルスなどの感染症が流行します。最近は感染症の季節性が薄れてきているので、本来は夏に流行する溶連菌やマイコプラズマが流行することも。
お子さんがこれらの感染症にかかった場合、通常ならかかりつけの小児科を受診するのが一番です。でも、これからの年末年始は医療機関が一斉に休みになるので、体調を崩すと困りますね。どのように備えておくといいかを一緒に確認しましょう。
まず、持病の薬が必要な場合、年明けまで足りるかどうかを確認してください。年末年始をまたぐ場合、手持ちの薬が残っていても早めに処方してくれたり、いつもより長く処方してくれたりします。旅行したり帰省したりする予定のある人は特に、それも伝えて薬をもらっておきましょう。
ただし、たまに診察室で「子どもが風邪をひいたときのために薬をください」と言われることがありますが、保険診療の処方薬はあらかじめ出すことはできません。風邪にそなえて薬を持っておきたい場合には、市販のOTC医薬品を買いましょう。
年末年始でも受診できる医療機関はどこか
では、年末年始に受診が必要になったらどうしたらいいでしょうか。日中は地域ごとに「当番医」といって休日診療を行うクリニックや病院が決まっているので、市区町村のWEBサイトなどで調べて行きましょう。
そうした医療機関がやっていない夜間や早朝は、小児科のある中核病院や大学病院が受けてくれることが多いでしょう。ただ、あまり緊急性がないときは、当番医などの医療機関が開くまで自宅で様子をみたほうがいいかもしれません。救急外来は緊急性の高い患者さんが多いので待ち時間が長く、人員が限られるので専門医がいないかもしれず、検査ができない場合もあり、薬も最低限しかもらえないためです。
それでも、生後6カ月以下の子が発熱したり、ミルクや母乳が飲めない状況になった場合、それ以上の年齢でも親御さんが「いつもと違う」と思うほど様子がおかしい場合などは必ず受診しましょう。受診したほうがいいかどうかわからない場合、どう対処すればいいかわからない場合は、子ども医療電話相談の「#8000」に相談しましょう。
救急車を呼んだほうがいいのは、意識がない、呼びかけに答えない、息をしていない、顔色が悪くなっていく、けいれんが5分以上続く場合などです。もちろん、出血や火傷などがひどい場合も救急車を呼びましょう。救急車を呼ぶべきかどうかわからない場合は「#7119」に電話して相談してください。

