「退屈」な人を判定して美術館の広告を出す

たとえばThe Athleticには高級ブランドから金融サービスまで、幅広い企業から関心が寄せられ、大型契約やスポンサーシップを獲得。スポーツにおけるプレミアムスペース(価値が高い、特別な場所)の開拓に取り組んでいる。

あるいはWordleではプレイ画面上でさまざまなタイプの広告フォーマットのテストを行っている。人口統計や関心別の160以上のセグメント(顧客グループ)のポートフォリオ(組み合わせ)を構築することで、広告主にとって高いパフォーマンスを発揮する。ユーザーの閲覧行動履歴から、広告主はエンターテインメント、書籍、ソフトウェア、高級時計などに関心のある読者にリーチできるという。

また、自社で直接集めた顧客データ(ファーストパーティデータ)を使って、記事の内容とトピックに基づき、42の異なる感情と10の動機を網羅する広告やマーケティングのターゲットを絞るしくみも作り上げた。つまりNYTの記事やコンテンツが喚起した感情に合わせた広告を表示することで、広告主は記事の読者、コンテンツの視聴者に対して、より深い感情的または動機づけのレベルでリーチできるようにした。