管理職不足がシニアの転職価値を高めている

勤続年数に応じて給料が上がる時代は終わり、ポスト終身雇用の時代を迎えたいま、会社は個人を守ってくれません。労働人口は減る一方ですから、個人と会社の立場はむしろ逆転したといえます。

仕事内容や待遇に不満を抱えながら、何十年も働く時代は終わりました。キャリアも働き方も、自分で選ぶ時代が始まったのです。

70歳定年が近づき、職業人としての寿命は延びています。従来は一度が普通だった転職を、3〜4回繰り返すのが当たり前になるでしょう。働く目的は、自分の市場価値を高めること。いわば“自分株式会社の時価総額を最大化すること”にあって、転職はそのための積極的な手段です。

(構成=石井謙一郎)