ステーキチェーン業界で安さを売りにしているのが「感動の肉と米」だ。運営するのは焼肉店チェーンの「あみやき亭」で、本社のある愛知県を中心に店舗数を増やしている。コメや原材料が高騰する中、なぜ低価格を維持できるのか。あみやき亭会長兼社長の佐藤啓介さんを取材した――。
ご飯、味噌汁、副菜も食べ放題
物価高が続き、飲食店でもなるべく安いものや、食べ放題サービスなどに消費者の目が向くようになった。
例えば焼肉にも財布の紐が固くなる中、人気が高まっているのが、税込み1000円で食べられるステーキ定食のチェーンだ。ステーキというだけでも魅力的だが、加えて、ご飯や味噌汁、数種類の副菜も食べ放題だという。
名称は「感動の肉と米」(以下、肉と米)。愛知県発祥だが東京にも進出しており、繁華街、住宅街、郊外ロードサイドなどさまざまな立地に店舗を増やしつつある。
店内には常連と見られる中学生たちの姿
その実力や安さの秘密を探るため、今回、横浜市内にある青葉台店を訪ねた。
訪ねたのは平日の18時ごろで、まだ夕飯時前だからだろう、混み合ってはいない。しかし不思議な光景を目にした。
中学生ぐらいの少年たちが店内にたむろしているのだ。近くに親らしき姿はない。どうやら隣接する学習塾の帰りに仲間同士で食べにきたようだ。注文や料理の受け取りに慣れた様子からは常連と見受けられる。
こちらも負けずに、入り口の販売機で、一番人気というロースステーキセットを注文した。



