仕事ができてキャリアが強い人に共通する特徴は何か。転職ライターの安斎響市さんは「新卒時代にお世話になった女性上司は、日系老舗企業の男性中心主義の会社の中で、破竹の勢いで出世していった。彼女は年功序列を振りかざす社内のオラオラ系管理職とは明らかに違う行動をとっていた」という――。

※本稿は、安斎響市『1%の気くばり』(大和書房)の一部を再編集したものです。

話を聞く管理職の女性
写真=iStock.com/davidf
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人は、「自分にメリットがあること」にしか興味を示さない

気くばりできる人は「相手視点」で考え、

できない人は「自分視点」で考える

長期的な信頼を築く人間関係の基本

気くばりには、周りから評価される人になるためのエッセンスが詰まっています。

仕事には常にエンドユーザー、取引先、社内関係者などの「相手」がいます。

あらゆるビジネスは「相手」ありきだからこそ、その「相手」から求められることをやるのが基本です。

人は、本質的に「自分にとってメリットがあること」にしか興味を示しません。自分のことが最優先です。自分が聞きたい内容しか耳に入りませんし、自分が見たいものしか目に映りません。

それ以外の「求めていないもの」をいくら押し売りされても、その人の琴線きんせんに触れることは決してありません。

だからこそ、「相手にとってのメリット」「相手が求めているもの」をスッと提示できれば、長期的に信用され、重要視される存在になることができます。

仕事という漢字は、「仕える事」と書きます。つまり、誰かに仕えること、誰かの役に立つことをやるのが仕事の神髄だと言えます。

仕える相手は、お客様だったり、上司だったり、社長だったり、その時々によって変わるでしょう。

大事なのは、すべての仕事は「仕える相手」ありきだということです。