気くばりができる人はどんなアイスブレイクをしているか。転職ライターの安斎響市さんは「『相手に合わせたアイスブレイク』ができる人は、人間関係の構築において極めて強い。相手が興味を持っていることをピンポイントでトピックに出せると、『なぜ知っているんだ?』という驚きと共に、『前に話したのをずっと覚えていてくれた!』という感動が相手の心に広がる」という――。

※本稿は、安斎響市『1%の気くばり』(大和書房)の一部を再編集したものです。

ビジネスパートナーが屋外で歩く
写真=iStock.com/jacoblund
※写真はイメージです

「フジロック行ったんですか?」が持つ破壊力

気くばりできる人は、相手に合わせたアイスブレイクをし、できない人は、ありきたりな話題から入る

相手との距離を縮めるための雑談術

ルート営業や取引先とのミーティング、上司との1on1、さまざまな場面で、ビジネスでは「アイスブレイク」が求められます。本題に入る前の雑談のことです。

アイスブレイク=「氷を溶かす」という意味の通り、お互いの緊張をほぐし、コミュニケーションを取りやすくする効果があります。

【Close-up:コミュ力が高い人の「絶妙な雑談」】はこちら
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ただし、このとき、

「いやぁ、最近は本当に暑いですね」
「今日は風が強いですね」
「最近は調子どうですか?」

という感じで雑に話題を振るのは少々もったいない気がします。

定型文のように、いつも同じ話題を振っても場は温まりませんし、いつまで経っても相手との距離は縮まらないからです。

たとえば、4カ月ぶりに会う取引先の人に、第一声でこう言ったらどんな印象になると思いますか?

「ご無沙汰してます! 前回は本当にありがとうございました。また是非よろしくお願いします。……そういえば、フジロック行ったんですか?」

唐突だと感じますか?

でも、もし唐突じゃなかったとしたら、この言葉は感動を呼びます。

「そういえば、フジロック行ったんですか?」という質問が出るのは、「この人がフジロック好きであること」をすでに知っているからです。