自分の大切な体を任せる医師は、慎重に選びたい。でも、ネット上には情報があふれていて正解がわからない。医師選びや診察、治療に関わるギモンに、2人の有名医師が忖度なしでズバリ回答する。
Q2 大きな病院でがんの手術を受けることになりました。紹介された病院が無名な場合も、必ずその病院へ行くしかありませんか。  Q3 症状をインターネットで調べ、病名のあたりをつけてから病院を受診しています。そのようにして自己診断した病名は、医師に伝えるべきですか。  Q4 セカンドオピニオンを受けたいのですが、主治医にどう伝えればよいですか。また、セカンドオピニオンの上手な活用法も教えてください。
Q5 医師と患者の「性格の相性」はどの程度大切ですか。正直、感じのよい患者と面倒な患者で医師の対応は変わりますか。  Q6 自由診療が気になっています。自由診療を検討する際の注意点を教えてください。  Q7 自分が不要だと思う検査や治療を断ると、医師に嫌われますか。  Q8 医療ミスが多い病院や医者の特徴はありますか。
Q9 忙しい時間帯に行くと、診療は雑になりますか?  Q10 「様子を見ましょう」と言われると、「わからないから先送りにしているだけなのでは」と思ってしまいます。  Q11 長い待ち時間に対して、どの病院も診察時間が短いです。医師側にはどんな事情があるのでしょうか?  Q12 「この人は賢い医者のかかり方をしているな」と思う患者さんは どんな人ですか。
Q13 反対に、「この人は医者へのかかり方が下手だな」という人の特徴はありますか?  Q14 会社の健康診断や、人間ドックなどは病気の予防に役立ちますか。あまり意味のない検査はありますか?  Q15 診察室で心配になっていろいろ聞いてしまうのですが、面倒な患者だと思われていないか心配です。
Q16 産業医に相談すると、都合の悪いことを上司や会社に知られないか心配です。秘密は守られますか?  Q17 大学病院で研修医に当たりたくないのですが、できることはありますか。  Q18 患者に「これだけは言いたい」ということはありますか?

筒井冨美 Fumi Tsutsui
フリーランス麻酔科医、医学博士。2007年より「特定の職場を持たないフリーランス医師」に転身。12年から「ドクターX~外科医・大門未知子~」など医療ドラマへの制作協力や執筆活動も行う。


富家 孝 Takashi Fuke
ジャーナリスト。東京慈恵会医科大学卒業。開業医、病院経営、早稲田大学講師、日本女子体育大学助教授などを経て、医療コンサルタントに。著書は『不要なクスリ 無用な手術』など65冊以上。

※本稿は、雑誌『プレジデント』(2025年11月14日号)の一部を再編集したものです。

(構成=鈴木俊之(Q1〜7)、作田菜保子(Q8〜18) 撮影=大杉和広(富家先生) イラストレーション=武曽宏幸)
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