仕事の成果を出すには何をするといいか。朝活コミュニティ「朝渋」代表の井上皓史さんは「朝2時間早く起床し出社すると、午前中一杯でその日にやらねばならない重要な仕事は、ほぼ片づいているという状況になった。午後は心の余裕を感じながら、結果的に上司からの評価も上がった」という――。

※本稿は、井上皓史『無敵の早起き』(三笠書房)の一部を再編集したものです。

屋上で一息ついている女性
写真=iStock.com/lielos
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社会人1年目の夜型生活で心身ともに不調に

子どもの頃から、22時に寝て朝の5時に起きるという生活を送っていたものの、私が社会人になると、この生活は崩れました。

大学を卒業後、あるIT企業に入り営業部門に配属になりました。

社会人としてのいろはを教えてくれた先輩方には、いまでも感謝しています。

しかし、社会人1年目で、仕事の要領がまだよくわからなかったこともあって、その職場での生活は、どうしても夜型になっていきました。そして、それまでの生活習慣との違いに大いに戸惑うことになりました。

当時の一日の流れは、朝8時半起床。9時に出発。満員電車に乗って通勤し、10時始業。朝のミーティングや、メールの返信で気づけば12時。ランチを終えて、一番集中して仕事に取り組むのは15時過ぎ。

これでは定時で帰ることなど、できるわけがありません。

夜遅くまで残業し、その後も上司や同期との付き合いで飲みに行くこともしばしば。24時前に帰宅して1時に就寝。

平日は疲労困憊で、週末は疲れが溜まり、昼まで寝溜めをするような過ごし方でした。

これではダメだ、心身ともに調子がおかしくなってしまうと感じました。