「日本の物」を買い求める外国人観光客

「日本のお菓子を海外に売りたいと思ったのが起業の動機ではないのです。越境ECビジネスを中国あるいは米国向けに展開すること、それが出発点でした」

インバウンドが活気を帯びてきた2012年、近本は銀座で訪日客が爆買いする様子を目にした。外国人観光客が買い物していたのは、日本の化粧品、電化製品、お菓子、おもちゃ、文具などありとあらゆるメイド・イン・ジャパンの商品。「日本の物は海外で需要があるかもしれない」とこの時、EC商材としてのポテンシャルを感じたという。