伝わりやすい英語を話すにはどうすればいいか。英語講師の高橋まきさんは「日本人は受け身の表現を使いがちだが、『能動態』を使ったほうが生き生きとした英語になり、ネイティブにも伝わりやすい」という――。

※本稿は、高橋まき『中学英語でけっこう話せます。』(サンマーク出版)の一部を再編集したものです。

吹き出しに、Do you speak English?に対し、Yesと答える文字
写真=iStock.com/Alberto Masnovo
※写真はイメージです

能動態と受動態、どっちで表現する?

本稿では、「なぜ日本語を英語に訳して話す」のが難しいか、あなたの英語の使い方から分析していきます。まず、日本語を英語に訳す時の手順を思い出してください。

1.「これを言いたい」という日本語の文が頭に浮かぶ
2.より簡単な日本語に言い換える

英語の学び始めだと、頭のなかでこのような2つのステップを踏むことになります。

ここで学ぶのは、その次の「3番目のステップ」についてです。つまり、「どのような形の英語なら言いやすいか」を考える方法です。

具体的には、能動態(私が~する)で表現するか、受動態(私が~される)で表現するか、です。迷う方も多いところなのでこの判断の仕方を見ていきましょう。

「受け身」をやめると会話が楽しくなる

それぞれを、おさらいしておきましょう。

能動態では、主語が「自分で動けるもの」になります。人や動物、生き物ですね。植物なども含まれます。

一方で受動態は、一般的には「自分で動けないもの」が主語になります。人工物、あるいは自分で動けても、他の人から何かされた、という場合です。「受け身」の表現とも言われます。

これぞまさに英語の特徴だと思いますが、能動態になると、文章や言葉が生き生きと動いている感じがしてきます。そして、受動態になるとその生き生きした感じがどうしても減っていきます。

ですから私は皆さんにぜひ、能動態で話したり、書いたりすることをお勧めしています。自分から出てきた英語が生き生きして見えると、英語を勉強すること自体が楽しくなってきますし、何といっても、ネイティブに伝わりやすい英語になるのです。