チョン・ヘシン(ちょん・へしん)

チョン・ヘシン
精神科医
30年以上にわたり1万2000人の心の声を聴き続ける。近年は政治家や企業のCEOなど社会的成功を収めた人々の胸の内をわかち合う活動に従事する一方で、韓国社会の片隅で起きているトラウマの現場で被害者たちとともに過ごす。個別の事情に目を向けず、画一的な投薬治療ですまされがちな現代のうつ治療のあり方に疑問を投げかけ、専門医に頼らず対話と共感の力で自分や身近な人の心の癒すことができる心理療法の普及を目指し活動している。