巨額の金融緩和による、マネーが行き場を探している

世界は早くも経済活動を再開し始めています。アメリカでは4月の失業率が14.7%と戦後最悪の数字となったにもかかわらず、株式市場では株価が大幅に上昇しています。この実態経済と株式市場の乖離かいりは不気味ではありますが、各国が行っている、巨額の金融緩和による、マネーが行き場を探しているという見方ができます。新型コロナにより、大きなダメージを受けた世界経済を「金融市場」が引き上げる可能性が高まっています。虚構と言われやすい「金融」ですが、金融により経済を持ち上げることができれば、経済不安から自ら断つ命も救えます。アフターコロナで生き抜く未来を、必死で各国の中央銀行が描いているのです。

マスクを着けた貯金額
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新型コロナウイルスは厚生労働省の5月8日のデータによると、世界の感染者は370万人を超え、死者数は26万7900人以上にのぼってます。その中で日本は、新型コロナウイルス感染者の死亡率が圧倒的に低いことが注目され、中国人がアフターコロナで旅行したい国NO.1は日本だと言われています。この“独自の光を放つ”日本は、さまよう巨額のマネーの「買い対象」になる可能性があります。機関投資家の投資対象による、日本株の上昇は、日本経済を支えることにつながり、アフターコロナの世界で日本が有利になる可能性があるのです。