日本の死亡率の低さが注目されている
5月13日時点で日本の感染者数は1万5908人、死者数が687人で死亡率は4.3%であり、全人口に占める感染率は0.01%にすぎません。5月7日時点での各国の死亡率は、フランス18.8%、イタリア13.8%、スペイン11.7%、米国6%、中国5.6%となっています。また、5月4日に発表された、「専門家会議委員記者会見資料」のデータによると、人口10万人あたりの新型コロナ死亡者数は、日本は欧米の10分の1以下となっています。
日本では、PCR検査数の数の少なさが問題視されていますが、肺炎を起こすような症例については積極的にCTスキャンを活用しており、重症例や死亡例等での見逃しは少ないといえます。感染者数に関しては、PCR検査数を増やせば上がる可能性があり、死亡者数は現状の数字からの乖離は小さいと考えられ、さらに、死亡率が低下するともされています。この死亡率の低さに、年間950万人が日本に訪れる、中国人が大変注目しているのです。
中国人がアフターコロナで旅行したい国NO.1、日本
中国人に最も人気の旅行先、不動の1位であったタイを抑え、日本がいま1位になっています。4月10日、中国メディアである東方網が、新型コロナウイルスの世界的な感染が収束後に中国人が最も行きたいと思う国が「日本」であるとの調査結果を報じています。
なぜ日本? 新型コロナウイルス感染初期の頃、各国が中国批判を強めるなかで、日本は多くの支援物資を送るなどし、中国人のなかで日本への感謝の気持ちが強まっているのです。2月上旬に、在日中国大使館は日本政府や地方自治体、企業などから計約272万枚のマスクや、約38万着の手袋などが寄付されたとの集計をホームページで公表しています。そして、あらためていま、「安心」「信頼」という観点からも、日本人気が高まっているのです。