人生はまさに「人生ゲーム」である

そして、ここがめちゃめちゃ大事な点なのですが……。

「自分の願いを叶える」とは「自分を幸せにする」と言い換えられます。

究極のところ、人生とは「あなた自身と、あなたが見る世界に出演してくれている人(身近な人や出会った人)を、どれだけ幸せにできるか」というゲームなのです。

そう思うと、自分の人生にはめちゃくちゃ大きな意義があると思えてきませんか。そして、どうせゲームで遊ぶのなら、思いっきり楽しんだほうがお得ですよね。

人は誰もが「“その人専用につくられた安心安全な箱庭”の中で、100年前後、思うがままに行動をして自由に遊べる」、そんな機会をもらった素敵な存在です。だからこそ僕は、人生というゲームを思い通りにプレーして、幸せを感じる人が増えるよう願っています。「リサイクル品としての人生だから、つまらない」わけじゃないんです!

宇宙は、今まで138億年ものあいだ、進化をし続けてきました。そしてこれからも進化し続けると予測されています。

それは素粒子のリサイクルという持続可能なエコシステムのおかげ。そういえるのではないでしょうか。

また宇宙と一心同体の僕らも、遊びながら、常に宇宙とともに進化し続けていることになりますね。

科学的には「変化しない」ほうが安定しない

「進化し続けるってことは、変化し続けるってこと?」

こんな質問もよくいただきます。答えはイエス!

「変化するのって疲れるし、怖い」

そんな声も聞こえてきそうです。ここで重要なことをお伝えしておきましょう。じつは「変化しないほう」が安定しないんです。

物理学や天文学の分野の一つのトピックに「定常宇宙論の破棄」というのがあります。以前は「宇宙は最初からずっと一定で永遠に変化しない」というのが定説でした。ですが研究がどんどん進むにつれて、それは完全に間違っているとわかったのです。

宇宙にだって生まれたときがあって、いつかは死ぬ。つまり存在している期間は常に常に変化をし続けていることになります。ですから「宇宙はずっと一定だ」という定常宇宙論は破棄されたのです。

反対にいうと「止まってたら安定しない」。つまり宇宙の本質、大前提は「変化しながら安定を保っている」ということなのです。

常に変化しながら、言い換えると進化、成長することが、そのまま安定の要因になっているのです。

ということは、そこにある星も生物もつまり僕たち人間だって変化することが安定につながるし変化することが安定の本質になる……というわけです。

変化は確かに怖いもの。でも本当の安定は、そこにあります。だからビビらず、怖がらず、思いっきり変化しましょう。その変化をむしろ楽しんじゃいましょう。

そのほうが宇宙の摂理に合っているんですから。