ペットボトル一本に、おもてなしの心を込めて

来客時のお茶は、急須から湯飲みに入れて出すのが一般的なマナーですが、近年はコロナ禍による感染症への配慮から、ペットボトルで出す会社が増えてきました。

会議室に置かれたペットボトル
写真=iStock.com/zhudifeng
※写真はイメージです

ペットボトルでのお茶出しは、手に取った人が衛生的に安心して口にできる意味では、現代人に必要なマナーといえます。出すときは「衛生面を考慮してペットボトルで失礼します」とひと言添えると、湯飲みで提供されることに慣れたビジネスパーソンも、快く受け取ってくれるでしょう。

ペットボトルを渡す際、とても大切なことがあります。絶対にボトルの首、キャップの部分を持ってはいけません。なぜならお客様が口をつける場所に近い部分であり、衛生的ではないからです。キャップ付近を触られて「なんとなく嫌だな」と感じる人もいます。またボトルの首に当たる部分ですから「首根っこを掴む」というようにも見えますよね。ですから触らないように気をつけてサーブしましょう。

「首根っこを摑む」イラストにバツ印、ボトルのボディ下部を持つイラストにマル印

正しい持ち方は、キャップ部分を避け、ボトルのボディ下部を右手でしっかり持ちます。出すときに、パッケージの顔(正面)をお客様側へ向けて、左手を軽く添えてサーブしましょう。

一度テーブルに置いてから差し出す方法もあります。ボトルをお客様が手に取りやすい位置よりも少し手前に置いて、お客様側へすーっと両手で押し進めて目の前に差し出しましょう。より「勧められている」感じが伝わります。

ボトルを温めて出す場合は、お客様が触れても安全な温度にします。冷やして出す場合は、水滴への配慮も必要です。テーブルやデスクの書類を汚さないように、出す前に水滴を拭きとりましょう。必要に応じてコースターや、ペーパータオルなども一緒に出したりするようにします。