ただし砂糖、カフェイン、アルコールに頼ってはいけない

「本業」に取り組む前に、別の手段で、「大きな出来事が起こりそうだ」と脳に伝えればよいのです。脳はたちまちやる気を発動し、ドーパミンを分泌してくれます。

菅原道仁『すぐやる脳』(サンマーク出版)

すると、脳内の「ドーパミンレベル」(ドーパミンの量)はアップします。ドーパミンレベルが上がると、さらにやる気が発動する、という好循環が起こります。したがって、健康的な手段でドーパミンのレベルを上げることは非常に有益なのです。

ひとつ気をつけてほしいのは、依存性の高い手段によるドーパミンのレベルアップです。

砂糖、カフェイン、アルコール、ショッピング、ギャンブルなど依存性の高い手段に依存すると、健康的な手段でドーパミンを分泌させることが難しくなりがちです。

多くの動物実験で、「ドーパミンレベルを上げるための不健康な手段」を提示した途端、動物たちは自滅的な行動に突き進んでいくことがわかっています。次に、ドーパミンをレベルアップさせてくれる健康的な手段を挙げておくので、参考にしてください。

◆運動を楽しむ(ウォーキングや散歩、ヨガなど、強度の弱いものでも十分)
◆瞑想をする
◆趣味に没頭する(読書、工作、手芸、楽器演奏、写真撮影など)
◆音楽を聴く(ただし、脳はマルチタスクが苦手なため、作業を始めたら聴かないほうがよい)
◆新しいものを探す
◆新しいことに挑戦する

関連記事
「血液型で病気リスクがこんなに違う」O型に比べ脳卒中1.83倍、認知症1.82倍…という血液型とは何か
「いつでもポジティブな人」はむしろ危ない…カウンセラーが指摘する「ある日突然出勤できなくなる人」の特徴
老眼も眼精疲労もこれで防衛できる…眼科医直伝どんなに忙しい人でも毎日続けられる"両目の自己回復習慣"
疲れやすい人は眼球がガチガチに固まっている…集中力の高い人が「一息つく」時にやっていること
人生の質を上げるには「自分の機嫌をよくするスキル」が絶対重要…ごきげんの究極形「ゾーン状態」に入る方法