自分の気持ちを英語でうまく伝えるにはどうすればいいのか。SNSフォロワー数累計90万人の「英語学習インフルエンサー」こあらの学校さんは「日本人が習う“I’m sorry”や”Sorry”はカジュアルなニュアンスとして受け取られることがある。仕事で謝罪する際は、別の表現を使ったほうがいい」という――。

※本稿は、こあらの学校さんへの取材と、こあらの学校『カンタンなのになぜか伝わる こあら式英語のフレーズ図鑑』(KADOKAWA)の一部を再編集したものです。

ニューヨークの人々と混雑した通り
写真=iStock.com/Drazen_
※写真はイメージです

筆者がオーストラリアで働き始めて驚いたこと

外国人なんてテレビでしか見たことがないような典型的な田舎者だった僕は、元々英語なんて一言も話せませんでした。20歳ではじめて海外に行ったときには、どんなにゆっくり話してもらっても聞き取ることすらできなくて、愛想笑いしかできなかったことを今でも鮮明に覚えています。悔しかったな……。

でも僕はそれから必死に勉強して、いまではオーストラリアの会社でネイティブたちに囲まれて働いています。

一緒に働いてるオーストラリア人はみんなプレゼンが本当に上手です。同じことを伝えるにしてもこんな感じです。

例えば、「携帯電話の使用に関するお願い」をするとき。

日本人の発言:
「他のお客様のご迷惑になりますので、携帯電話は電源をお切り頂くかマナーモードに設定頂きますよう皆様のご協力の程宜しくお願い申し上げます。」

オーストラリア人の発言:
「約束してほしいことが2つだけある! 1つ目、これが君たちが今まで聞いた中で一番楽しい最高の日にしてくれ! ショーを心から楽しんで最高の1日にしてくれ! 2つ目はつまらないことなんだけど、スマホは音が鳴らないように頼むな。」

こう言えば伝わり方って全然違いますよね!

こんな楽しい環境でいま働けているのも、学生時代から英語の勉強を頑張ってきたから。

ぜひみなさんにもこの気持ちを多くの方にも味わってほしくて、会社員として働きながらSNSで英語学習に関する情報や使える英語のフレーズ、日本人が間違えやすい英語などを発信しています。

その中で今回は、いまこれを伝えたい、こういうニュアンスをわかってほしいというときに気持ちが伝えられる、使えるカンタンな英語表現をご紹介します。