※本稿は、加藤俊徳著『1万人の脳を見た名医が教える 好奇心脳』(プレジデント社)の一部を再編集したものです。
脳が衰える「やってはいけない」NG習慣
45歳を過ぎて脳が衰えていく要因には、長年にわたって続けてしまっている悪習慣があります。
習慣とは、日々の積み重ねですから、自分自身では間違いに気づきにくいことが大きな問題です。心当たりがある人は、これを機にやめていただきたいものです。
本稿では、脳の劣化を招く「やってはいけないNG習慣」と、ぜひ実践したい「脳が成長する生活習慣」を、1万人の脳のMRI画像診断をしてきた脳内科医の立場から、それぞれ紹介していきます。
やってはいけないNG習慣①
休日をぼーっと寝て過ごす
仕事や学業に従事する人にとって、休日は心身を休め、リフレッシュするための大切な時間です。だからといって、だらだらとベッドの上で過ごしていては、好奇心が生まれることは絶対にありません。また、脳にとっては何の意味もないどころか、かえってマイナスです。
脳にとって理想の休日は、普段していないことをすること、つまり、使っていない脳の部分を使うことです。
普段デスクワークが多い人は、散歩をしたり、音楽を聴いたり。音楽を聴きながら体を動かしたりできればより理想的です。日常的に体を酷使している人は、読書をしたり、映画や動画を楽しんだりしてもいいでしょう。
また、家族や友人、ご近所の方々など、職場などとは違う人間関係で会話や食事を楽しめば、好奇心も掻き立てられて、記憶に残るような1日となり、記憶力も向上するはずです。