脳が成長する生活習慣④
自然の中で情報をシャットアウト
脳にとっては、「鍛える」のと同じくらい、あるいはそれ以上に「休ませる」ことが大切です。現代社会は、情報量が膨大で、脳は常に刺激を受け続けて、休めない状況だからです。
1日1回、脳を休めることを習慣にしましょう。それには、テレビやパソコン、スマホのない自然の中で、情報をシャットアウトするのがいちばんです。
脳が成長する生活習慣⑤
1日3分のゆっくり深呼吸
日常の呼吸は「鼻呼吸」が基本ですが、脳へたっぷりと酸素を送るために、1日3分程度、ゆっくりと長い深呼吸をしてみましょう。
人は集中して何かをしているときに、知らず知らずのうちに呼吸が浅く、短くなっています。これによって、脳が低酸素状態になり、衰えてしまうのです。
深呼吸すると呼吸筋が動くため、「運動系脳番地」への刺激にもなります。
深呼吸の方法は以下のとおりです。
①丹田と呼ばれるへそ下5センチのところに手のひらを当てる
②鼻から息を吸って、下腹を膨らませる(1~2秒)
③ゆっくり口から息を吐く(15~20秒)
②鼻から息を吸って、下腹を膨らませる(1~2秒)
③ゆっくり口から息を吐く(15~20秒)
たったこれだけで、脳が変わります。コツは、吐く時間をできるだけ長くすることです。長く吐くことによって、全身の筋肉がゆるんでリラックスでき、ストレスも軽減します。
自分の呼吸を意識することは、「自己認知」の向上にもつながります。ゆったりと深い呼吸をしていると、対外的な心配事や悩み事などから思考が離れ、自分自身に意識が集中できるようになるからです。