自分なりに「いつも同じ」をつくって集中力を維持する
ゆえに、集中力を維持したいなら、日常生活においても「判断の回数」を減らすことです。
スティーブ・ジョブズ、マーク・ザッカーバーグが、いつも同じ色のTシャツを着ていたのも、着る服の判断をすることを避けるためです。
では、どうすればよいのか。
まず、「判断」の回数を減らすことにこだわってください。
その上で、あなたなりの「いつも同じ」をつくればOKです。
私は仕事柄、ネクタイをするのですが、先方様のコーポレートカラーに合わせるので、色に迷いません。
移動は常に小ぶりのキャリーケース。玄関に置いており、外出する際は、そのまま出発。どの仕事でも対応できるグッズが収まっていますので、忘れっぽい私でも、忘れ物をしません。作成する資料のレイアウトも基本は一緒です。
でも、このままマネをしないでください。
「いつも同じ」には、価値観やライフスタイルがおおいに反映されるからです。
なので、あなたの価値観、ライフスタイルに合わせて「いつも同じ」の法則を考えてみることをオススメします。
「糖」は、集中力を高めるサプリ
「ラムネ」を食べたら、集中力が回復する、こんな話を聞いたことがないでしょうか。
これは、「ラムネ」はブドウ糖でできており、その糖の作用によって集中力が回復する効果があるからです。低血糖な状態のままでは、やはり集中力は低下します。
私は完全な糖質オフを行ったことがありましたが、夕方になると、何もする気がしなくなるくらいに思考力の低下を感じ、完全な糖質オフはやめました。
集中力を高めたい時は、ほんの少しの糖を体に入れるだけで効果があります。
もちろん、ラムネでなくても構いません。低血糖な食材でも効果はてきめん。
私は、はちみつよりは低血糖なマヌカハニー(はちみつの一種)をほんの少し摂取しています(“のどにもいい”とうたわれているため)。
フロリダ州立大学の心理学者、マシュー・ゲイリオットの次の研究を知れば、これらが迷信ではないことに確信が持てるでしょう。
(「A:レモネード(加糖)を飲むグループ」「B:レモネード(甘味料)を飲むグループ」)
・「自己コントロール力」の実験を数回行う。
・すると、「B:甘味料」のグループは、2回目の実験でのスコアが悪化。
調べると、1回目の実験でエネルギーを消耗していたことが判明。エネルギーが消耗した理由は、血糖値が下がっていたこと。
・そこで、今度は血糖値を上げるべく、自己コントロール力が低下してしまった「B:甘味料」のグループに、加糖のレモネードを飲んでもらう。
・すると、自己コントロール力が回復。