「どういう意味ですか?」以外の2つの説明責任追求系キラーフレーズ

合わせてもう1つ「どういう意味ですか?」と関連するキラーフレーズをご紹介します。

それは、

「もう一回お願いします」
「もう一度言ってもらえますか?」

です。

このワードも間髪入れずにツッコミを入れるイメージで使いましょう。

恫喝どうかつ、脅し、悪口、嫌味全般……、これらのネガティブな言葉に対しては、自分を守りながら、相手を挑発せず、堂々とした態度を維持する対応が求められます。

繰り返しの嫌味や攻撃がある場合、このワードで冷静に対応することが効果的です。

会話事例で見てみます。

友人との食事中、ある話題になり、突然友人がこう言いました。

友人 そんなこと信じてるの? バカじゃないの?
(間髪入れず)
あなた もう一度、その言葉を言ってもらえる?

友人の態度は急に変わり、

友人 いや、冗談だよ。そう思ってないよ。

とフォローし始めました。

このワードの使用目的も「どういう意味ですか?」と同じく、相手の攻撃の勢いを削ぐことです。

自分を追い込むような状況を避けるためのものです。

相手の言葉を文字どおり受け取る意思がないことを示す強い拒否のサインです。そして、「そのような言葉に私は屈しません」という意思表示でもあります。

そのときの言い方のポイントは、2つあります。

①まばたきをしないで伝える。
②言い終わった後、3秒相手の左目の黒目の光を見据え続ける。

アメリカの心理学者テッセ博士の研究によれば、過去の大統領選討論で負けた候補者は1分間に約150回まばたき、勝者は99回まばたきました。

司拓也『嫌われずに「言い返す」技術』(フォレスト出版)

まばたきの多さは、緊張や不安の表れと分析され、有権者に影響した可能性があるとされています。まばたきの回数が増えることは、緊張したり焦っていたり興奮状態になっていることが現れているということなので、注意しましょう。

具体的に反論する必要はなく、今回紹介したワードを使うだけで十分です。

パワハラ・モラハラしてくる人が一番求めているのは、相手が言い返さず、素直に要求に応じること。無茶苦茶な要求や脅しに屈せず、自分を保護するためには、この2つのワードを活用してみてください。

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