「信頼残高」を増やす6つのポイント
さて、あなたはいかがですか。
もし、まだ誘いを受けていないようなら、まだまだできることはありそうです。
実際、このように声がかかる人もいれば、ずっと声がかからない人もいます。
これが「信頼残高」の差だと、私は考えています。
一生懸命に営業をするだけでは、「信頼残高」は増えません。
コヴィー氏は、「信頼残高」を増やすためにやるべきことは、次の6つだと啓発しています。
・相手を理解する(相手を理解せずに、仕事を進めていないか?)
・小さな気遣いと礼儀を大切にする(気遣いと礼儀を適当に済ませていないか?)
・約束を守る(納期や時間、口にした約束を破っていないか?)
・期待を明確にする(お互いの期待のすり合わせをせずに進めていないか?)
・誠実さを示す(相手から見て、不誠実に思われる対応をしていないか?)
・心から謝罪する(言い訳から入っていないか?)
いかがでしょう。
少し、抽象的に思われたかもしれません。
でも、その抽象さこそが、あなた自身が「考える余地」なのです。
大事なことは、ただ営業ノルマの達成を追いかけるだけでなく、お客様のために、あなたなりにできることを色々と工夫し、行動に移し、それをやり続けることです。
お金には代えがたい資産を手に入れることができるでしょう。
どうでもいいような「口約束」こそ守る
お客様との関係づくりに悩むことはないですか。
だとしたら、超オススメの行動を紹介しましょう。
それがこれ。
一見すると社交辞令のような「些細な口約束」を守るようにしてください。
たったそれだけで、お客様のあなたを見る目が変わります。
カラクリを解説しますね。
「また、いい情報があれば連絡するね」と言われた際、あなたは信じますか。
私は、悲しいですが「連絡はないだろうな……」と思うようにしています。
私の経験上、9割の人は履行しないからです。
例えば、こんな感じ。
営業「知人に聞いておきましょうか」
顧客「いや、いいよ。君も忙しいだろうし」
営業「かしこまりました。では、またわかったら連絡しますね」
この場合、営業からの連絡はないのが普通。
時には忘れることもありますし、後回しになることもあります。
営業は、時間に追われながら、営業目標を追いかけているわけですから当然です。
だからこそ、ここでちゃんと1通のメールを送るわけです。
いい結果が得られなかった場合であってもです。
「知り合いに確認し、ネットでも探したのですが、情報がありませんでした。申し訳ございません」と。
間違いなく、こう思われるはずです。
「へー、ちゃんと覚えてくれていたんだ……」