営業で結果を出すにはどうすればいいか。営業支援を行う営業ハック代表の笹田裕嗣氏は「基本的なことだが忘れられがちなのが身だしなみの大切さだ。第一印象が悪ければ、何を話してもしっかり聞いてもらえない」という――。
※本稿は、笹田裕嗣『営業がしんどい 売れなくて悩む営業が今日からできること』(日本実業出版社)の一部を再編集したものです。
営業で成果を出すためにいちばん大事なものは何か
研修やセミナーでよくお伝えしている言葉があります。「営業は習慣が9割」です。
「◯◯は□□が9割」という表現は、その分野やテーマにおいて、最も重要なものは何か、結果に大部分のインパクト・影響を与えるものは何かということですが、営業においてそれは「習慣」です。
反論はあると思います。営業で大事なこと、成果を出すために一番大事なものは何か? と尋ねれば、
・営業はヒアリングが最重要
・営業は最後売り込むんだから、クロージングのスキルが不可欠
など、色々な意見が出てくることでしょう。もちろんそれらも大事なことには変わりありません。
しかし、一時的に売上を伸ばすことは意外と簡単にできますが、営業としてより重要なのはその成果を継続できるか否かです。この成果の安定性・継続性を高めるためには、「売れる習慣」を身につけていることが最も肝心なのです。