少子高齢化でますます欠かせない存在に
規格外品のメロンを原料に、果汁入りアイスクリームをPBとして製造していることについては、先に述べていますが、そのほかにも、地元の農協と協力して規格外品を使った商品の製造を行っています。少量生産からスタートし、徐々に産地を広げていく方針のもとで開発を進めています。
生鮮食品については、同社によれば「収穫から店舗に届くまでのリードタイムを短縮し、鮮度を高め、食品スーパーに負けない価格にできれば、売れることがわかっている」とのこと。これから先、生鮮食品の品揃えの拡大にも手を広げていくことが十分に予想できます。
北海道に限ったことではありませんが、今後、少子高齢化が進むと、わずかな距離でも、荷物を抱えての移動が苦になる人が増えてきます。
そうした時代になればなるほど、“デイリーユース・ストア”をコンセプトとするセイコーマートは、地域の生活に欠かせない存在となっていくのでしょう。