③お金は金庫やタンスの引き出しに溜め込まれることを嫌う
そりゃあそうです、せっかく活動するために印刷されて社会デビューを果たしたのに、狭いところにギシギシに詰め込まれるなど、イヤに決まっています。
お金は“引きこもり”など望んでいません。それよりも、どんどん外に出て、いろいろなところを自由に飛び回りたいのです。
自由放任主義といいますか、お金は好き勝手に行動させてくれる人が大好きなのです。ましてや近年は、銀行に預けられても、利子という名の仲間はほとんど増えません。それはとても寂しいこと。お金としては、株式市場などでバンバン売り買いされるなど、活気ある環境を好むと思います。
「お金には意思がある」という感覚
④お金はぞんざいに扱われることを嫌う
くしゃくしゃにして財布にしまわれたり、汚れた手で触られたり、破られたり、濡らされたり、落とされたり……。
そんなふうに扱われると、お金は自信を失い、自己肯定感が低下します。
“お金仲間”からも嫌われて、誰も寄りつきませんしね。
人間と同じでお金だって、やさしく、丁寧に接してくれる人が好きです。その人のためなら利殖に励もう、という気にもなるはずです。
このほか、お金は「世のため人のためにお金を稼ぎ、使う人」が好きで、「がめつい人」や「他人を蹴落としたり、だましたりしてお金を儲けようとする人」「借金をする人」「借金を返さない人」などが大嫌いです。
どうでしょうか。バカバカしいと思うでしょうか?
しかし、金持ちというのは、例外なく「お金には意思がある」という感覚を持っています。表現や言い回しは違っても、そのようなことをみな口にします。
「お金には意思がある」と考え、お金と真摯に向き合う――。
そういう人のところにお金は集まってくるのです。