外資系企業へ転職するリスク

ニュースをにぎわせたMeta(旧Facebook)の大量解雇など、外資系企業=実力主義でクビになりやすい、というイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。しかし、外資系企業であっても日本支社の場合は日本の法律を遵守する必要があるため、会社としても実際には簡単にクビにすることはできません。

加えて、給与水準の高い業界の多くで人手不足が深刻であり、人材を確保するのは決して簡単ではありません。そのため、すぐにクビになるというケースは極めてまれだということができます。また、会社としても面接プロセスにリソースを費やして採用に至っているため、せっかく採用したのなら育てていきたいと感じており、成果を上げるためのさまざまなサポートを得ることが可能です。

しかし、実力主義であるという特徴は共通しており、内定時に提示される年収も多くの場合OTE(On Target Earnings、すなわち目標100%達成時のインセンティブを含んだ年収想定額)としての額です。つまり年収アップを実現するには、内定を勝ち取るだけではなく、入社してから与えられた目標を達成する必要があるということを念頭に置いておきましょう。

また、外資系の中小企業の場合、日本からビジネスを撤退することになるというリスクもゼロではありません。基本的に外資系企業へ転職する場合は、その企業でずっと働くというよりは、常に転職情報へとアンテナを張り、その時々のスキルや経験に基づいてキャリアアップを重ねていくようなキャリアパスとなることが多いため、新しい場所で挑戦を続けていくような働き方がご自身に向いているのかどうかも考慮に入れる必要があるでしょう。

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転職エージェントを活用した年収アップの三つの裏ワザ

最後に、転職エージェントを活用することで得られる年収アップのための裏技をご紹介します。

1.情報収集を一任する

先述のように、給与は業界によって決まる部分も大きいため、現在どの業界が高い給与水準で採用を行っているのか、またその業界内でも特に給与水準が高い企業はどこなのかなど、事前の情報収集が大きな鍵をにぎります。同じ職種でも他業界の求人を比較してみるなど、ご自身でリサーチできる部分もありますが、これらを専門に行うプロである転職エージェントに相談すると、情報収集にかかる時間を大幅に減らすことができるでしょう。