本を読む入口がマンガだっていい

宮口幸治『「立方体が描けない子」の学力を伸ばす』(PHP新書)

私は、本を読んでも大人は「何も言わない。何も感想を聞かない。何も書かせない」と徹したらよいと思います。そうすれば、本嫌いな子でも夏休みの宿題として安心して本を読めるのではないでしょうか。

子どもを本好きにさせるには、やはり自然に本に親しむところから始めるのがいいでしょう。例えば、一緒に書店へ行って、大人自身が好きな本を探している間に子どもの好きなところに行かせるだけでいいと思います。「本屋にはいろんな本があるな!」という印象を子どもが持てるだけでいいのです。

だから何でもよいのです。それはマンガかもしれませんが、そこからでよいのではないでしょうか。今のマンガは昔に比べて恐ろしいほど充実していて、マンガから学ぶことがいっぱいありますし、我々もそうでしょう。そこから、「本も読んでみよう」とつながっていきます。とにかく本自体に親しみをもってもらうことが第一歩です。

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