音声SNSが拓く「新しい世界」
いまのClubhouseは、日本では当初の勢いを失ってシュリンクしたように見えるが、Radiotalkの井上さんもVoicyの緒方さんも「Clubhouseの体験は復活する」と声をそろえる。
それどころか、井上さんは、FacebookにClubhouseと同等の機能である「Live Audio Rooms」が導入された場合、Facebookはテキスト主体の世界代表的SNSではなく、音声でつながることがメインになる属性が生まれる、と予測する。
もちろん、いまのClubhouseがそのままFacebookの代わりになることはないだろう。
Facebookがかつての近況報告ツールからグループのコミュニケーションツールに変わったように、Clubhouseも変化する。インターフェースが変わったり、ほかのアプリと一緒になったりすることもあるかもしれない。
ただ、筆者が間違いないと思うのは、近未来のSNSが、音声で入力し、音声で情報を得る「音声SNS」に進化する、ということだ。
そんな近未来の音声SNSの初期状態が、いまのClubhouseなのだ。そんな近未来の音声SNSの地位を確保したプレーヤーが、次のGAFAとなるのかもしれない。